人権の擁護者たち
マハトマ・ガンジー(1869年~1948年)

モハンダス・カラムチャンド・ガンジーは、20世紀の最も偉大な政治的・精神的指導者のひとりとして広く称賛されています。インドでは「国の父」と尊敬されるガンジーは、「サティヤーグラハ」と呼ばれる、民衆の非暴力・不服従による圧制への抵抗運動を初めて提唱し、実践しました。

ガンジーは、貧困の緩和、女性の権利拡大、宗教間・人種間の融和、不当なカースト制度の廃止などを提唱する全国的な運動を主導しながら、インドを植民地支配から解放するために非暴力・不服従の原則を徹底的に実行しました。ガンジーはその活動のために何度も投獄され、時には何年も拘禁されましたが、1947年にインドはイギリスからの独立を勝ち取り、ガンジーはその目標を達成したのです。

その声望の高さにより、ガンジーは「偉大な魂」を意味する「マハトマ」と呼ばれています。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアからネルソン・マンデラに至るまでの世界的な公民権指導者たちは、人民のために平等な権利を実現させる戦いにおいて、ガンジーをお手本にしてきたと認めています。