「人権英雄賞」の全米優勝者が
「一個人にできること」を示す
2006年5月の夜、連邦議会のレイバーン会議ビルで開催された、第1回人権英雄賞の4人の全国優勝者を称える式典には、国会議員から人権や宗教の指導者や10代の支持者まで、部屋に入り切らないほどの人が詰めかけました。
ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナルの代表であり、この夜のスピーカーの1人であるマリー・シャトルワース女史はこのように語りました。「卓越した勇気、外交術、知性、そして持続性を通して、また、効果的な行動によって、地球上において人権を現実のものにするために何か手を打つことができるということを示している人たちがいます。今夜称えられた人たちは自分が模範となり、ひとりの人がどのような違いをもたらすことができるかを示しています。」式典の司会は女優のアン・アーチャーさんです。一方同業の女優ジェナ・エルフマンさんは、基調講演とともに賞のプレゼンターを務めました。コンテストとイベントは、以下の団体の後援によって行われました。国際サイエントロジー教会人権局、ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル、人権と寛容のための国際財団、そしてアーチャー女史が設立した人権のためのアーティスト。
今年受賞者に選ばれた人たちは、自分の周りで起きた人権侵害に取り組むために草の根レベルで活動している青少年や成人です。
成人の部の受賞者ジュディス・ラハイ・モモさんは、シエラレオネ出身の人権活動家です。彼は「代替オプションによって生命を救う財団」を設立し、15年間にわたり、AIDSにかかった貧しい移民の人権が護られるよう援助してきました。
2人目の受賞者である、マイアミ出身のタマラ・バタルハさんは、世界人権宣言を使って、無用な干渉に直面している保護者たちに、彼らにも人権があることを知らせています。彼女は「学習障害」という間違ったレッテルを貼られた子供が精神医薬を取らないようにし、学校でうまくやっていくことができるように、保護者を助けています。
青少年の部では、受賞者の2人はともにロサンゼルスから来ました。ライ・ライさんは、16歳のラッパーです。その巧みな表現によって、受賞作品のミュージックビデオ「UNITED」を通して人権のメッセージを何百万人もの人々に届けました。2番目の受賞者、19歳のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学生、ヴァネッサ・アルファロさんは、仲間の学生とともに、非常に活動的なユース・フォー・ヒューマンライツUCLA支部を形成しました。ヴァネッサさんは、LAの学校で世界人権宣言を教えるための教育プログラムに着手し、専門家である討論参加者とともに人身売買の討論会をUCLAで開催し、アフリカのリベリアとウガンダにユース・フォー・ヒューマンライツ・グループを新たに形成するための資金調達を助けました。
アーチャー女史は、スピーチの中で人道主義者L. ロン ハバードの次の言葉を引用しました。「人権は、理想的な夢ではなく、実現されなければなりません。」そして、こう続けました。「この英雄たちは、ひとりの個人が目標を選び、助けを得て、それを実現できるということを示しました。」