役員

マリー・シャトルワース博士
ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル
創設者兼代表

南アフリカに生まれ育ったマリー・シャトルワースは、最も基本的な人権の欠如がどれほどの悪影響を生み出すかを目の当たりにしました。十代には、ヨーロッパ中を広範囲にわたって旅行しました。勉強と旅の中でさらなる差別の状況を目撃し、この問題が自分の国だけに限らない、遥かに広範なものであることに気付きました。マリーは、こうした状況を長期的に改善する方策は教育であると考え、フィールディング・グラデュエート大学で教育学博士号を取得しました。

二児の母、そして今では孫を持つ女性として、マリーは1998年、ロサンゼルスに最初の非営利団体と私立学校を設立しました。3年後の2001年には、非営利団体である「ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル(YHRI)」が創設されました。ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナルの目的は、人権について、特に世界人権宣言について青少年に教育することでした。

この団体を拡張させ、世界中の若者たちにメッセージを届けるために、マリーは同じ目的を持つ個人やグループ、団体と地域や国の枠を超えて協力してきました。この団体は今や、80を超える国に180以上のクラブやグループ、支部を擁しています。

マリーは、人々が直面している問題を知り、彼らの活動を助けるには、その人々がいる国に直接赴くことが重要だと考え、2004年から2010年にかけて地球を7周し、70もの国々を訪れました。行く先々で、国王や大統領、首相、国連職員といった高位の人々との会見が持たれました。ロサンゼルス市長は、ロサンゼルス市の「人権のための青年デー」を宣言し、他の都市の市長もこれに続きました。シャトルワース博士は、数々の賞を受賞した人権ミュージックビデオ「UNITED」のエグゼクティブ・ディレクターです。このビデオの成功を受けて「教育者のためのガイド」などの出版物が制作・刊行されました。

シャトルワース博士は、ラジオ、新聞・雑誌、TVなど、地元、国内外のメディアに登場しています。その活動を通じて、彼女は人権教育を含む教育によってリーダーシップを触発することで、世界中の何百万もの人々に影響を与えたのです。

ミッシェル・カークランド
ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル
事務局長

ミッシェル・カークランドはユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル(YHRI)の事務局長です。ミッシェルは、ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナルが創設された2001年以来、その創設者で代表であるマリー・シャトルワース博士とともに働いています。ミッシェルは、シャトルワース博士に同行してニューヨークの国連本部、インドネシア、南アフリカ、ドイツ、コンゴ民主共和国、合衆国、モロッコ、スイス、ケニアなど多くの国を旅してきました。シャトルワース博士を補佐して、教育者や人道主義者、政府の指導者とともに、人権教育を推進するために働いています。

ミッシェルは、教育者・プロの家庭教師として、社会のあらゆる階層の若者たちと20年以上も関わってきました。また、ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナルによる「教育者のためのガイド」の編集と主筆を担当しました。現在このガイドは、世界中の教室や青少年グループで30の人権について教えるために活用されています。