ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナルの2009年を振り返る

拝啓 私たちの人権のメッセージが空に響き渡っています。それぞれの大陸のそれぞれの国のテレビ、ラジオ、メディア、インターネット、教室、青少年団体、ビルボード、劇場、公会堂などで私たちを見ることができます。早朝5時、国連の世界人権宣言の61周年を記念して、バルバドスにある私たちのチームは、「国際人権ウォーク」を始めました。それに続いて、オーストリア、カナダ、デンマーク、フランス、スロバキア、ソマリア、イギリス、アメリカのチームも始めました。60以上のウォークおよびイベントが、すべての人たちが平等に持っている30の人権に対する意識を高める目的で開かれました。メールで美術作品や作文が送られてきました。それらのEメールはケニア、フィリピン、韓国、アメリカ、その他の国々からも送られてきています。10歳の子が送ってきた人権の概念はユニークでとても楽しいものです!

ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル(YHRI)の目的は、若者たちに人権、特に国連の世界人権宣言(UDHR)を教え、寛容と平和を支持する貴重な存在となるよう、彼らを勇気付けることです。

最新のビデオ「人権の物語」は、私たちのキャンペーンを全く新しいレベルへと引き上げています。この短いビデオは、遠い昔から現在までの人権の歴史を垣間見ることができ、楽に理解することができます。

新しい教師用パックには教師用のマニュアル、ビデオ、ポスターおよび生徒用のブックレットが含まれています。惜しみない後援者のおかげで、私たちは無料のパックを期間限定で教師たちに送ることができます。世界のどこにでもこのパックを送ります!

人権とその責任に関する意識を高めるべく地域社会へと入り込むにしたがって、私たちの献身的なボランティア・チームの数は増加しています。教室での会合や、スポーツ競技場、コンサート会場、会議場での大規模なキャンペーンで、ラップを歌ったり、絵を描いたり、討論したりと、このキャンペーンはかつてない規模で広がっています。

YHRIを宣伝するイギリスの「Race 4 Human Rights」レーシング・チームに触発され、カナダのチームがYHRIを宣伝する車を用意して参戦しました。彼らのキャンペーンは、ヨーロッパに留まらず南アフリカにも飛び火しています。

マハトマ・ガンジーの言葉と行動にならい、私たちも自分が見たいと思う変化を自ら起こしています。私たちのキャンペーンは今までにない速度で南アジアへと拡大し、発展中のインドの支部は現在、スリランカ、バングラデシュ、その他の地域へと拡大しています。

オーストラリアのアボリジニの地域社会が口コミでこれを広めています。彼らは、自分たちのYHRIロゴをつくり、町、郊外、奥地に住む大人や子供に人権を教えています。

アフリカ人権と寛容のための国際財団と共同で、私たちは南アフリカおよびその他のアフリカの国々において大きな進歩をもたらしています。ケニアでは「人権とは何でしょう?」ブックレットを地元のイメージを使って制作しました。

ガーナ、リベリア、シエラレオネ、トーゴの学生たちは、YHRIアフリカ人権リーダーシップ・プロジェクトに参加しました。彼らは調査を行い、報告書を作成、ビデオを制作し、リハーサルを行い、人権に関する力強いスピーチを仲間たち、地域社会、メディア、地元の指導者たちに向けて発表しました。

ロサンゼルス市長は、ロサンゼルス市の第6回「ユース・フォー・ヒューマンライツ・デー」を称えました。アルカディア、バーバンク、クリアウォーター、サンタクララ、タンパの市長たちも、人権を支持する意思の表明として、自分たちの市で「ユース・フォー・ヒューマンライツ・デー」を宣言しました。

ラスベガスは、私たちの「グローバル人権サミット」にアメリカ-イラン友好協会が惜しみない後援を与えてきました。ラスベガスの市長および国連の当局者は、バングラデシュ、フランス、ドイツ、グルジア、キルギス、モロッコ、台湾から来た私たちの青年代表者たちを歓迎してくれました。

各チームがショッピング・モール、ホール、街角へと赴き、1948年12月の国連総会での宣言文、「国や地域の政治情勢に基づいて区別されることなく、それが主に学校その他の教育機関において、普及され、掲示され、読まれ、説明されるようにする」を各地の指導者が公示するように要請する、署名運動を行いました。

私たちの第6回 国際人権サミットが、国連高等弁務官事務所のあるジュネーブで開催されました。コンゴ、イタリア、ネパール、ナイジェリア、南アフリカ、スリランカ、スイスからの代表、そしてベトナム地域社会にいる地元のメンバーが、人権や人権教育の重要な役割について話し合いました。国連職員、国家大使、宗教や地域社会の指導者たち、その他大勢の人たちが、私たちのチームを称え、支援し、激励してくれました。

世界ツアー2009の期間中、私たちはアルゼンチン、オーストラリア、バルバドス、コロンビア、ヨルダン、メキシコ、ロシア、南アフリカ、スイス、東ティモール、ウガンダ、アメリカと、地球を一周しました。私たちは学校、コミュニティーセンター、孤児院の若者たちに会いました。人権教育を促進するために、州の代表者、外交官、政府関係者、宗教や地域社会の指導者たちと会議を開き、また地域社会でさまざまなイベントを開催しました。

数百万を超える人々が、自宅にいながらにして、またオフィス、レストランで、さらにはラジオ、テレビ、インターネットが届くところすべての場所で人権を学びました。私たちのYHRIのウェブサイトを訪れた人の数は爆発的に増加しています。訪問者たちは私たちのサイトに長時間滞在し、ビデオを見て、人権とは何なのかを学び、私たちのチームに参加しているのです。そして今、期間限定で、私たちのウェブサイトをクリックするだけで、教育者パックを無料でお送りしています。これも寛大な後援者のおかげです。

ユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナル役員会のメンバーであり、私たちの諮問委員会メンバーでもある、アルモグ・バースタイン市長、プーラン・アメリ博士、イアン・ホール教授、マッキニー牧師、リーロイ・バッカ保安官、シーラズ・ハサン氏、並びにアーヴィング・サーノフ氏に感謝の意を表したいと思います。多大な支援を提供してくれた国際サイエントロジー教会人権局に、特に感謝の意を表したいと思います。皆さんのお心遣いと支援に感謝します。ひとりひとりのボランティア、寄贈者の方々、後援者の方々、協力者の方々、支援者の方々こそ、この重要なメッセージを送り出し、グローバルな拡張に対して猛烈に拍車をかける、私たちのヒーローなのです。

皆さんの家族や友人たちに人権を教える、この地球規模の運動に参加するよう働き掛けてください。www.youthforhumanrights.org、または www.humanrights.comにご連絡ください。非営利団体である私たちは、世界をまたにかけて支援してくれるボランティアの献身的な働きに加え、メンバーからの会費、純粋な寄付金、後援から成り立っています。また、私たちの後援者のさまざまなレベルを知ってください。問題は人権を教えるのにいくらかかるのかではなく、教えないことによっていくらかかってしまうのかです。

皆さんの協力がなければ、このような大きな成果を生み出すことはできませんでした。皆さんの助けはとても重要であり、大変ありがたいものです。皆さんの助けと、ユース・フォー・ヒューマンライツ・キャンペーンと、教材があれば、人権を教えることは難しくありません!

皆さんにとって素晴らしい、そして実りの多い2010年となりますように!

敬具

マリー・シャトルワース、教育学博士
代表